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日々の徒然日記を書きつつ、 今まで読んだ小説、ウェブ上を歩いていて見つけた面白い物を時には辛口で紹介しません

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盲目の時計職人
2011年03月21日 (月) 04:33 * 編集
不謹慎厨ってのはどこにでも沸くので。
最近blogを書くのを自重していたのですが。

そうか久しぶりに最近読んだ本の話をしてみよう。
それならいいでしょ。っと思いまして。

ちょっと書いてみよう。


盲目の時計職人
The Blind Watchmaker
Evernote+00230321+03-06-42.jpg
リチャード・ドーキンス


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# * こんな小説を読んだ * Comment (3) * Trackback (0) *

→A & I byソトノ
思いの他マミさん目立ってるよね。
どのシーンだか余裕で判別できる絵にしようと思ったらこの場面でした。

本の題名からしてホムのスタンドが発動する時の
歯車が回るシーンにするのもアリッチャ有りだったなとイマは思う。

byえーみや
まみさんは完全に僕への釣りだと思った。

byI籐
なかなか、考えさせられるね。

それよりも、まどかまぎかが気になりましたww

ゾラ・一撃・さようなら ZOLA with a blow and goodbye(小説)
2009年03月30日 (月) 01:59 * 編集
作者 森 博嗣
2009y03m30d_011215375.jpg
誤解されるから、とかではないよ。単に、女は信用できないだけだ。
そうですか。僕は頷いた。冗談だろうか、と少々考える。
男には、見えない所に女がいる。女には、見えない所に男がいる。
隠れているのが男、という方が怖いだろう?
法輪はそういうと、片目を細くする。
ん、まぁ、隠れていて怖い女性も世の中には居るらしいですよ。っと(経験者 談)

最近移動時間が多かったので。ひたすら本を読んでました。
とっても贅沢な時間ですな。青春18切符で関東 福岡間を往復したわけですけれど。
さすがにね。車窓を眺めているのも飽きます。
ずうっとさー片田舎っていうの?ソコソコ家が建ってて、6割7割が田圃or山。
その風景をだよ。丸々24時間見てるとね。なんか記憶がオカシクなるよ。
ふと気づくと時計の短針だけが30度進んでたりして。乗り換えをミスりそうになる。
途中下車した駅でビール味のリキュール&柿ピーを買ったりしてさ。
風景をツマミにビール!これ大人の旅。
なぁんて事を一人でやってみたりもするんだけどさ。

むなしい。

もーいい!!折角の青春18電車の旅とかそんな事ドーデも良い!!
やっぱり読書だろ!!
っと思いまして。大量に文庫本を買い込んで端から読んでたのでした。
電車オタクの人ゴメンナサイ。

そんなわけで。ムーンライトながらにて。
関東→大垣(岐阜ら辺ってか岐阜ってどこ?中国地方?)の夜行電車の中にて。
次の日の乗り換え地獄で絶対ミスするから寝ておかないとイケナイノニも関わらず
結局最後まで読んでしまったこの本を。久しぶりに紹介します。

ゾラ・一撃・さようなら
上にも書いたとおり、一気に読んでしまった。
多分、作者自身肩の力抜いて書いた話なんだろうね。
登場人物全ての人々の抱く、焦燥感がリアルでさ、まぁ、簡単に言えば寂しさ?
なるほど自分も将来似たようナ感情に苛まれるんだろうなという気がする。
といってもね。やぱり森博嗣。ミステリー作家。
一つの事件に向かって物語が進行して、そして終わっていかざるを得ないんですね。
10代を終えて、何かに向かってヒタスラに走り続ける20代、
そしてふと立ち止まってしまう30代後半。10年後も同じような日々を過ごしている様を想像したとき、
そんな時、やっぱり一人で居続けられるほど、強い人は居ないのだろうな。
強がり続けることが出来る人、は居たとしても。

何歳になってもこういう事で人は不安になるし、
一喜一憂するんですな。
完成度の良し悪しに関しては、他のブログでも色々書いてくれてるから
俺がココに書くほどの事はもう無いです。
けれどこの作品の何処が、どうして好きなのかは解らないけれど、
単発作品の中では女王の100年密室の次に好きな話だったので。
眠気眼な外の人がお勧めしてみました。
普段の日常生活の中で、作中の人々が交わすような
ハイカラな台詞回しが出来るようになりたい今日この頃。

大切な人に、なんとなく連絡を取りたい気持ちにさせられてしまう切ない読後感は言葉に言い表せんね。
# * こんな小説を読んだ * Comment (0) * Trackback (0) *
εに誓ってSWEARING ON SOLEMNε
2006年06月07日 (水) 22:33 * 編集
森 博嗣
εに誓ってそうなんだ、大丈夫、大丈夫、願いは必ずかなう、と教えられて大きくなった。
それがだんだん、嘘だとわかっただけのこと。
そして、すっかり理解できた頃には、
もう死んだも同然の大人が一人出来上がっている、というわけだ。

このシリーズに入って、やっと面白くなってきた感じ。
今回は、加部谷と山吹が乗っているバスがジャックされてしまう話。
といってもキチンとミステリーしているから良かった。
書かれ方的には「そして二人だけになった」みたいに、
一本の時系列を複数の人の目線で交代で語る感じだね。
Gシリーズに入ってから、
ここまで思想的な面での記述があるのは初めてだと思う。

まーさ、森博嗣?誰?なんて感じだろうけどさ。
これを読んでるほとんどの人は。
そんなアナタはまずこの本をチェックしましょう。
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ゲームの達人 MASTER OF THE GAME
2006年04月12日 (水) 02:38 * 編集
シドニィ・シェルダン

ビジネスはゲームです
デビッドがケイトに教えた。
でっかい夢を賭けてやるゲームなんです。
そしてあなたはその専門家たちを相手に競争しているのです。
勝ち残りたければゲームの達人になるよう勉強しなければなりません。

上下巻の作品なんだけれど、一気に読んでしまった。
ビックボーイというファミレスで。サラダバーをお代わりしながら。
ジェミーという青年が起業する話に始まり、
そこから4代に渡るアレクサンドラ一族の栄枯衰勢な話。
衰勢はしないか。
主な主人公は2代目のケイト。ビジネスに関して物凄い才能を持った彼女が、アレクサンドラ家の将来を考え、自分の周りにいる人間、息子や孫達を操作していく。
美味くいくときもあれば、ソウでない時もあり。
ビジネスの世界なのであらゆる利害が絡んでドロドロして行く様が面白い。

序盤の読み所はジェミーがダイヤモンドを盗みに行くところ。
会社の設立者である彼は、当然無一文の状況から始まる。
20世紀初頭の南アフリカ。アメリカで言うところのゴールドラッシュみたいな感じで、
ダイヤモンドラッシュが吹き荒れていた当時、
世界中の一攫千金を夢見る人たちがその地に集まってきていたんだってさ。
ジェミーもその一人。まー詳しい話はヨシテオクトシテ、
雇い主に一杯食わされた腹いせに、
雇い主が保有するダイヤモンド採掘場に忍びこむ下りは本当にドキドキさせられた。
その後はまービジネスサスペンスになっていくから好みが分かれると思うけれど、読んでおいて損は無い。
自分の思い通りになんて人は動いてくれない。
その人の為を思ってやっているだけなのに、何故かその人に恨まれてしまう。
愛している人、愛しい物を素直に愛したいだけ。

海外文学の和訳本っていうのは独特の文体で読みづらいから、
少し敬遠していたのだけれど、この作品は、翻訳のプロが日本語に訳した後、
プロの小説家に更に書き直させた和訳本だから、ストレス無く読めた。
その点もお勧め。
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工学部・水柿助教授の日常Ordinary of Dr.Mizukaki
2005年10月23日 (日) 01:14 * 編集
森 博嗣
05-10-23_00-44.jpg「ここでポートに乗ったカップルは必ず別れる」
もっとも、すべてのカップルは死別を含めれば必ず別れる運命にあるので、
このジンクスは数学的にも真である。


水柿君という人の、研究者として、それに奥さんのスマコさんとの日々をエッセイみたいな形で書いてくれてる。
っていっても明らかに水柿君は作者本人だし、スマコさんは、奥さんのスバルさんだけどね。
日々論文みたいに形式とかに対して縛りの多い文章書いてる人にとって、
エッセイほど書き易い文章って無いんだろうね。
作者の頭に思いついた事が、好き勝手に次から次へと書かれてる。
日々出会ったミステリィな出来事を織り交ぜつつ、
作者がどんな日々を送ってきたのかが書かれてる。
語り口も妙に愛嬌があってあっという間に読めてしまう。
しかも読みながらフフッって笑ったりしてしまう。
こんな人生に憧れるなぁと思いながらあっという間に読んでしまった。

難しいミステリィとかばっかり読んでて頭が疲れて来た時には、
この作品でも読んで頭を一休みしてみてはいかがでしょう。
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黒猫の三角Delta in the Darkness
2005年10月23日 (日) 00:37 * 編集
森 博嗣
2005y10m23d_001759241.jpg
遊びで殺すのが一番健全だぞ
お嬢様、それはお言葉が過ぎます
では何か?理由さえしっかりしていれば、殺人を犯しても良いのか?
心情的には理解できます。
殺人者の心情を理解して何が嬉しいのだ。何がえられる?
殺人者の心境が想像の範囲内である事の方が不健全ではないか?
それでは、自分もいつか人を殺したくなるかもしれない、と思っておちつけるのか?
それよりは、遊びで殺した、全然理解できない、で済ませる方が私は安心だ。
ひとは遊びで生物を殺す。子供の頃、私もよくトカゲを殺して遊んだものだ。



最近ずっと忙しかったから更新できなかったな。
色々あったけど、とりあえずは小説紹介。
S&Mの次の話を紹介したかったんだけどずっと友達に貸したまま。
仕方ないから次のシリーズを紹介する。
というわけでVシリーズの一番最初の話。
新しいキャラクターに最初はどうもついていけなかったけれど、
読み進めていくうちに森の一番好きなシリーズになってたりする。
Gシリーズは今ひとつまだ乗り気になれないし、スカイクロラとかもね。
一番好きってほどじゃない。
いやー光ってたよ。俺は最後の最後まで騙されてた。
紅子が「あなたが犯人でしょ?」って言って、
自分の推理を披露している最中でさえ、あーこの人間違えちゃったよ。
って思ってた。事件その物も不思議だったしね。
引用文の話に移るけど、確かに俺も小さい頃生き物を殺したりしてた。
秋になると俺の田舎ではトンボが物凄く沢山とぶからさ、
そいつらを捕まえて頭を飛ばしたりしてた。
文章に起こすとホンとにグロイんだけど、特に何も感じず、意味も無くやってたな。
確かにサスペンスとかを見ていると動機がドータラコータラって言うけど、
そんな理由があったんなら仕方ないなって思ったりする。
富豪刑事でのあの、ポッチャリ計の女史がたった5億円ポッチのお金の為に、
っていう台詞もそれに準ずるものがあるよね。
5億円の為に人を殺してしまった人に対して、
仕方ないよね。なんて思ってしまった時には、警察に言っておいた方が良いと思う。
お金の為に人を殺す可能性があるんだから。

現象、引き起こされる為の仮定、そして森博嗣お得意の+αどれをとっても満足いく話だった。
S&Mが好きだったならこっちの話もドンドン読んでいくべき。
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トーマの心臓
2005年07月03日 (日) 01:33 * 編集
萩尾 望都
4091910130.09._PE_SCMZZZZZZZ_[1].jpg
それではきみは誰も愛していないの?
-トーマ・ヴェルナー-
あっちへいってくれ いけ いってしまえ!
だれもほんとうのぼくを知りさえしなければ
隠しとおして生きて生けるのだから!

ぼくは賛美歌を歌い 神を語るふりをする
でもぼくはすでに天使の羽をもたない
ぼくは毎週家へ愛をこめた手紙をかく
ぼくは学校では信頼の厚い委員長だ

でもぼくはだれも信じてはいない 愛してもいない
だからだれもぼくを愛してくれなくともいいのだ
信じてくれなくともいいのだ

ふりをし つくろい えりを正し
なにくわぬ顔をしてぼくは生きていけるのだから....
だから....


これは小説ではなくて漫画だけれど紹介しようと思う。
森博嗣はこの作者の事を強く尊敬していて、
彼女の作品の中でも特にこの トーマの心臓 がお気に入りらしい。
という話を聞いてずっと気になってたんだよね。
読みたいと思ってたんだけれどどこの本屋探しても無いから仕方なく
amazonで買った。早速読んでみた。

トーマという学友とのある事件によって心を閉ざしてしまうユーリ。
二人の間の蟠りが解けないままトーマは詩的な遺書を置いて自殺をしてしまう。
そのトーマにそっくりなエーリクが学校に転入してきてから
学内にはザワザワとした不穏な空気が立て込み始める。

登場人物全ての人々が心の中に闇を抱えていて、それが溶けていったり
悪循環に陥ったり。分厚い漫画だったけれどあっという間に読み終えてしまった。

全ての人々は、愛する人に愛されたいという気持ちを抱えて生きている。
それはまぁわかる事。
それに加えて 全ての人々は、愛する人を 自分の望み通りに
愛したいんだなぁって感じた。
それがうまくいかない時、ストーカーになってしまったり、
一人で悩んだり。。まー色々。
自分はこんなに愛しているのに、どうして応えてくれないんだろうか。
どうして伝えられないんだろうか。
そのハザマで、人々は葛藤をを胸に抱いて生きてる。
そんな世界もあるんだなぁ。
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by愛美
いい、勉強をしました。

扉は閉ざされたまま
2005年06月29日 (水) 11:18 * 編集
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大学の授業が暇だった時、売店をうろつきに行って見つけた一冊。
青の炎、コロンボ、前に紹介したダイヤルMとかと同じ叙述トリックもの。
よくあるミステリーと違うのは主人公が探偵ではなく犯人で
完全犯罪を成し遂げようとする所。
けれど、タマタマその場に居合わせた物凄く頭が切れる人が、犯人のミスに気がついて、
解決編で主人公の間違いを延べ、残念ながら捕まってしまう。
というひな形にそって展開するジャンルに入る物。

高級な屋敷を改装して作られたペンションにて、大学の同窓会が開かれた。
主人公は眠っている目的の人間の部屋に忍び込み、
事故を装ってを殺すことに成功。
部屋をしっかり密室にしたまま
(密室にした方が事故という事に説得力を持たせられる)
何食わぬ顔で同窓パーティへ。
みんなと一緒に殺されてしまった彼を待つ。
しかしいくら待っても彼はこない。殺されているんだから。

ここから、よくあるミステリーだったなら
問題の部屋の前にみんなで集まったあと
ドアの鍵が閉まっているけれど、万が一心臓発作とか、事故とかで
苦しんでいたりしたら大変だからということになり、
みんなでドアを蹴破る事になる。
その結果死亡している被害者が発見されて、
推理パートに入っていく。

けれどこの話の場合は場所が高級ペンション。
扉だって安い代物じゃない。
ただ眠っているだけなのかもしれない中の人の安否を確認するためだけに
扉を蹴破る訳には行かない。
探偵役のユカは、主人公の微妙な言動、扉の様子、
外から覗いた中の様子、それらの手がかりのみで、確実に結論に近づいていく。
全体をうまくコントロールしようとする主人公と、
それを器用に交わすユカの静かな攻防が見物だった。

最近は、動機とかそれに関する複線を書くために序盤にだらだらと
登場人物達の談笑を読まされるミステリーばっかり読んでたから
序章で殺人が起きた後、スムーズに話が進んでいったこの作品は読みやすかった。
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デセプションポイント(小説)
2005年06月05日 (日) 00:58 * 編集
ダン・ブラウン
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あのダヴィンチコードを書いた人の最新作。
天使と悪魔、ダヴィンチコードに続いて 今回も薀蓄の波が押し寄せて来る。
ただ豆知識を蓄えたいだけならば文庫サイズの雑学本を読めば良い。
単なるウンチクの寄せ集めにならずに息を呑むサスペンスにしてくれてるのが
ダン・ブラウンの良さだと思う。

それに、もし ダンブラウン以外の人間がこの物語を書いたとしても、
読者は「そんな馬鹿な」っていう気持ちになって
一気に読む気を萎えさせてしまうのだと思う。
だって「地球外生命体の存在を確実に裏付ける証拠をNASAが発見して、
それを巡って政治的駆け引きが行われる話。」だよ?ようは。
単純にそれだけを聞いて、どこの漫画の話だよっていう印象しか受けないだろうと思う。
落ち着いて考えると余りにもコミカルな大筋なのにも関わらず、
この作品に現実的が説得力を備えさせる事が出来るのは、
作者の実力に他ならない。
念入りに書き込まれたNASAやホワイトハウスに関する薀蓄が
リアルさを演出してくれている。
最近の小説では無駄に大量の雑学を絡ませてくる物は少なくない。
しかしこの作者の場合は物語にリアリティを与える為のスパイスとして
しっかり機能しているわけ。そういうのって案外珍しい

政治的な駆け引きとかもミモノ。

以下軽くネタバレ

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# * こんな小説を読んだ * Comment (1) * Trackback (0) *

駄作ですね。 bykaku
 前2作に比べるとつまらん作品でしたね。かなり失望しました。設定がありきたりで、あまりオリジナリティーを感じませんしご都合主義も目立つちます。ヒギンズやマクリーンの作品のほうが断然面白いです。天使と悪魔が良くできたフィクションだっただけについ期待してしまったのがいけなかったのか。金返せェ・・・・・・です。

女王の百年密室GOD SAVE THE QUEEN
2005年06月01日 (水) 01:03 * 編集
作者 森博嗣
2005y05m31d_015231489s.jpg
犠牲になるものを笑ったけれど
犠牲になるものは幸いだった

「もう二度と会えない人、もう二度と立ち寄らない場所、
もう二度と触れないもの、もう二度と聴けない音楽」
彼女は窓の方を眺めて目を細めた。
「人生は、常にそんな別れの連続ですね。
幼い頃は、別れの意味がわからなかったし、
未来の予測ができないわけですから、悲しくもない。
逆に歳を重ねれば、人は別れに慣れ、
また、自分の老い先が短いという覚悟もできて、
不思議に平常のものとなります。
ですから、その途中の世代だけが、別れを悲しむのです」

「ありがとう。言葉は、言葉だけなのに、
でも結局、言葉が嬉しいわ」

また別のシリーズの第一作。
物凄くよく出来たSF物。
森が書いた話のなかではトップクラスに好きな作品。
当然ミステリーなんだけれど、そこは森博嗣。
あまりにも不可解な謎を提示するにも拘らず、
謎解きでは無く、周りの人々の人間模様が魅力的に描かれているのが森の良い所だと思う。
この作品も凄いよ。
憎しみの連鎖について、正と死について、etc。
あらゆることに問題提起してくれてる。

主人公とロイディの会話がとても面白い。
いわゆるAIをつんだロボなんだけどね。
森の話の中では詩的な表現も含めてなんか凄く綺麗な話だったな。
うまく紹介できていないのは、それ位俺の中でのポジションが高いから。

出版社が違うから公にはされていないけれど、
S&M、V、四季のシリーズにもリンクしてる。
とりあえずS&Mシリーズが読み終わった人は、
この「百年密室」を読んで一息入れて、
V、四季シリーズっていう風に進んでいくと
森が仕掛けたほんとに大掛かりな仕掛けを堪能できると思う。
ぜひチェックしてもらいたい一品。
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